実は「あてにされてない」会社説明会、インターネットで何でも知れる今、参加する意味って何だろう
こんにちは。カーセブン採用担当の佐ケ野です。突然ですが、就活生の皆さんは気になる企業を見つけた時、どんな行動を取りますか?大きく分けて、「webで情報収集」と「実際に会社へ行ってみる」の二つに分かれるのではないかと思います。
最近の就活生事情を見てみると、年々「webで情報収集」派が増えており、会社説明会などへエントリーする方は減少傾向にあるようです。
「どこの会社がいいかな?まずは会社説明会へ行ってみよう!」と思う人よりも、「まずはインターネットで調べてから訪問するかどうか決めよう」と思う人の方が多いというわけです。確かに、授業にテストにアルバイトにサークルにと忙しく過ごしている学生の方も多いと思いますから、わざわざ日程を調整してスーツを着て何社も訪問して…というのも面倒に感じてしまう気持ちもわかります。インターネットで大概の情報は知ることができますしね。
ですが!実際に行ってみないと分からないことがあることも事実です。ここは、いち企業の採用担当として、実際に会社説明会へ参加することのメリットを紹介させてください。
メリット1:会社のトップに会うことができる(会社による)
理由:「会社を知る=社長を知ること」のわけは、社長は全社員の上司だから
ホームページなどでもその人の人柄や経歴を知ることはできますが、文脈だけでは分からない「オーラ」や「雰囲気」を感じることができるのは対面に限ると思います。就活に限らない対人関係でも、「喋ったことはないけど何となくいい印象を持っている人」や、反対に「twitterのフォロワーさんに、何となく苦手な人がいる」というケースもあるのではないでしょうか。
就活でも同じことが言えると思います。
ほとんどの場合、経営者や社長など経営のトップがその会社の”鏡”です。経営者の考えを聞いたり、直接話をすることでネットだけでは分からなかったその会社のカラーが見えてきたりします。「入社後一緒に働くわけじゃないし、社長がどんなにいい人でもあまり関係ないんじゃ…」という方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。入社後に一緒に働く同僚も、上司も、採用担当も、み〜んな「社長の部下」なのです。通常、企業というものは、全社員が社長など経営陣が決定した価値観やビジョン・目標に向かって仕事をしています。当然あなたも、その会社に入社した際には間接的にでもその社長に評価されることになります。その意味でも【企業のトップに実際に会ってみる】というのはその会社を知るうえで非常に重要な指標となるんです。Wantedlyには、弊社以外にも「会社説明会で社長に会える」企業がたくさん登録されています。気になった企業を見つけた際にはぜひ直接、会社説明会でトップの話を聞いてみることをオススメします。余談ですが、「経営者と対峙した経験」は入社後にも必ず役立つものですよ。
▽弊社代表のインタビュー記事はこちら
メリット2:その会社の求める人物像(ガチ)が分かる
理由:そこにいる社員は原則全員、選考通過しているから
もう一つメリットをあげるとすれば、その会社の「合格ライン」がわかることだと思います。ホームページなどでも「求める人物像」なるものは掲載されていることが多いかもしれませんが、正直、あてにできるかと言われたら悩んでしまう学生さんも少なくないのではないでしょうか。(チャレンジ精神旺盛な方とか、勉強好きな方、とか、確かにそりゃそうかも知れないけど…っていう)
その会社が実際にどんな採用基準で人を採用しているかを知る手っ取り早い方法は、「実際に社員に会うこと」、これに尽きると思います。例えば、その会社の人事以外の社員の振る舞いをみれば「この会社はハキハキ明るい人が多いから、積極性やコミニケーション力重視の採用なのかな?」とか、「この会社はちょっと個性的な人が多い雰囲気だな。人とは違った価値観や生き方が武器になるかもな」とか、そんな特徴が見えてくるものです。さらに、座談会タイプの説明会を実施している企業であれば、実際に働く社員に質問することも可能です。質問の中で学生時代の過ごし方を聞いてみると、「体育会系部活出身者が多いな」「学生時代は真面目に勉強してたタイプの人が多いな」という風に、「その企業がどんなタイプの学生に魅力を感じるのか」ということも推察することができますよね。
ここで重要なのは、「○○タイプの人に魅力を感じる会社なのか、自分には合いそうだな/合わなそうだな」というジャッジができるという点です。リクルートページや求人票だけでは分からない、生の採用基準を知ることができますよ。
今回は会社説明会に参加するメリットについてご紹介しました。webで何でも調べることができる時代、ネットの情報と生の自分の体験をうまく利用して、自分に合う会社を見つけてみてくださいね。