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就活生重視度第2位?!意外と聞けない、福利厚生の見るべきポイント

就活生の皆さんの多くが気になっているであろう福利厚生。会社によって制度や充実度合いが大きく異なるのに、何となく面接などで突っ込んだ質問をしにくいイメージがありませんか?この記事では、そもそも福利厚生という言葉が示す範囲とその種類・確認方法についてまるっとご紹介していきます。

1.福利厚生とは?

現在では求職者へのアピール材料的要素が強い

近年、福利厚生は「人材を確保するために、従業員の生活の質や満足度を高めること」が目的であるケースが多くなっています。多くの企業が労働力の確保を重要課題と捉えている昨今、仕事内容や待遇だけでなく、「どれだけ良い環境で仕事ができるか」という点が求職者への大きなアピール材料となるためです。日本社宅サービスが新卒300名を対象に行った「どんな基準で会社を選ぶか」というアンケート結果によると、給与に次いで「福利厚生」を選択した人が2番目に多いということが分かりました。

参照:5分でわかる福利厚生の全て!知っておくべき分類と選び方を徹底解説

2.福利厚生の種類

一般的に福利厚生=法定外福利厚生を指す場合が多い

福利厚生には、大きく分けて2つの種類があります。

1.法定福利厚生
例)雇用保険、健康保険、介護保険、労災保険、厚生年金保険など
2.法定外福利厚生
例)住宅手当、家賃補助、交通費、家族手当、ライフサポート、
  宿泊・旅行、育児・介護支援、自己啓発、スポーツ・エンタメなど

読んで字のごとく、法定福利厚生は企業が必ず導入しなくてはならないものですが、一方で法定外福利厚生は住宅手当や家族手当など会社によって異なるものであり、一般的に福利厚生という言葉はこちらの法定外福利厚生を指す場合が多いです。法定外福利厚生の中でもその種類はさらに分けられ、主に「住宅・医療・ライフサポート・慶弔・文化、体育、リクリエーション・共済会・福利厚生代行」の7種に分類されることがあります。それぞれの詳しい内容についてはこちらの記事を参考にしてみてください。

参照:福利厚生の種類 必ず知っておきたい7項目を福利厚生管理士が解説

3.福利厚生の見るべきポイント&確認方法

手当&休日だけは最低限確認しておくのがベター

上の通り、一口に福利厚生といってもかなりの種類があります。「気になる企業があるけど、福利厚生どうなってるの?!」と確認したいとき、最低限どのあたりをチェックしておくべきなのか、おすすめのポイントをご紹介します。

●住居に関する福利厚生(家賃補助、独身寮、社宅、借り上げなど)

毎月の支払いの中でも大きな割合を占める住居に関する福利厚生は、確認しておくべき項目の1つです。例えば、家賃補助といっても「賃料の50%を会社負担」「一律3万円支給」「会社から半径20km以内に住んでいる人は4万円支給」などなど会社によって規定にかなりの開きがあります。お目当の企業はどのパターンの福利厚生を採用しているのか、細かく確認しておくと良いでしょう。

●有給休暇

実は、有給休暇も企業によって年間付与数や繰越可否などが異なります。初年度に有給休暇が付与されるタイミングと日数、有給休暇の繰越可否は確認しておいて損はありません。一般的には、1年目以降勤続年数があがるごとに年間付与数も多くなっていくケースが多いようです。

●休日

求人票などに「年間休日○○日」という記載をしている企業が多いかと思いますが、その休日に有給休暇が含まれているか/いないかによって実際の休暇日数は大きく異なります。夏季休暇や年末年始休暇などの長期休暇は、有給と別に与えられるのかきちんと確認しておくことをおすすめします。

これらの確認方法ですが、企業の採用担当者などにいきなり「御社の年間休日って有給も含まれているんですか?」などど質問するのは少々ハードルが高く感じますよね。そんな場合には、転職サイトの口コミから情報収集するのも一手です。実際にその企業で働いている/働いていた人の経験に基づく口コミが多いので、なかなか聞きずらい待遇や福利厚生について赤裸々に知ることができます。ただし、最新情報ではない可能性もあるので、あくまでも参考程度にとどめておくと良いでしょう。

参照:就活で重視すべき福利厚生の見方は?有給休暇・家賃補助?厳選7選

とはいえ…

人事目線ではそうした「社長や偉い人に聞きずらいことを聞くために私たち人事がいる」と思っていますので、気になったことはどんなことでも質問いただけると嬉しいなあと思います!福利厚生は、企業で働く上で自分の働きやすさや快適さを大きく左右する重要な要素です。この機会に、「どんな福利厚生がある企業で働きたいか?」今一度考えてみても良いのではないでしょうか。

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