【知った気になってない?】一般職と総合職の決定的な違いとは
株式会社カーセブンディベロプメント人事・採用担当の佐ケ野です。
今回のテーマですが、皆さんは「一般職」と「総合職」その違いを明確に説明することはできるしょうか?
就活においてこの区分から企業選びをする人は多くはないかもしれませんが、「自分が今後どんな働き方を実現していきたいのか」を考えるにあたってその理解は必須です。一昔前までは”男性はバリバリ総合職として出世を目指して、女性は一般職として働いて結婚したら寿退社”が日常だった企業も少なくありませんでしたが、それは現代のキャリアプランとして一般的なものではありません。「なんとなくのイメージ」で自身の可能性を狭めてしまうようなことがないよう、この機会にしっかり理解を深めてくださいね。
定義として、そもそもどんな違いがあるの?
wikipediaによるとこんな違いがあるようです。上記を簡単にまとめてみると…
・総合職は「職種」を指す言葉ではないが、一般職は”事務職”と言われることもある
・総合職は組織の基幹業務に従事する正社員のこと、一般職は定型的・補助的な業務を行う正社員のこと
ということになります。
詳しくは企業によっても異なるのですが、クリエィティブ要素の大小で「総合職」と「一般職」を区別しているところも多いんだとか。
総合職の例として挙げられるのは市場の動向を探り、企画が生み出したサービスや商品をより流通させるために宣伝や販促などを行って、消費者にサービスや商品を知ってもらうよう働きかける「マーケティング職」。一般職の例は資料や契約書などの書類作成のほか、電話・来客応対やメール応対、郵便物の仕分け、ファイリング・データ集計などを行う「事務職」であると言えるでしょう。
総合職と一般職、その違いはここにあり!
企業によっては総合職(特定)、総合職(地域型) 、エリア総合職、 地域総合職など様々な区分を設けている場合も多くありますし、そもそも「総合職しかいない」という企業も存在しています。
定義としては上で挙げたような違いがあることを理解した上で、実際の企業ではどんな区別がなされているのかその実情を把握しておきましょう◎
仕事の内容のほかにも、大きく分けて2点以下のような違いがあるので注意が必要です。
1.キャリアアップ
総合職と一般職では、出世スピードが異なるのが一般的です。総合職は将来の幹部候補生という位置づけがあるので、出世もしやすい立場になっています。一般職の場合は、年功序列制を採用している企業も多いそうです。出世の可能性に差があるということは、つまりお給料にも差がある場合が多いということになりますね。
2.転勤
総合職は、業務内容も多岐に渡ります。会社の業務状況に合わせて国内だけでなく海外を含めて、異動がを伴う可能性があります。業務内容も大きく変わる可能性があり、働く場所だけでなく仕事内容も変わることも。一方で、一般職は業務内容が変わることはあまりありません。働くエリアも決まっていることが多く、そのエリアを越える転勤はありません。
参照引用:総合職と一般職の違い|どちらを志望するかの判断基準
「仕事」を正しく理解して、未来をより具体的にイメージしてみよう
いかがでしたでしょうか?
このように比較してみると、「キャリアアップもできるし給料も上がるし総合職の方がいいのでは..?」と感じる人もいるかもしれませんが両者それぞれにメリット・デメリットはあります。
ちなみに、以前一般職の社会人に聞いた「一般職に向いていると思う人、あるいは向いていないと思う人の特徴」の主な結果は以下のとおりです。
1. コツコツとした仕事が得意で真面目な人
2. 柔軟に何事にも取り組める人
3. コミュニケーション能力がある人、協調性
引用元:一般職に向いている人とは?現役会社員578名にきいた6つの特長
「総合職だから出世できる」「一般職だからコミュニケーション能力は必要ない」といった短絡的な断定はできないことが伺えますね。
これらも参考に、【自分はどんな社会人人生を歩んで行きたいのか】をじっくり考えながら企業を選んでみてくださいね。
それではまた。