BLOG

CARSEVENS BLOG

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 就活スキル
  4. 【就活】「自己分析とか意味なくない?」って人に捧ぐ、根拠づけの重要性

【就活】「自己分析とか意味なくない?」って人に捧ぐ、根拠づけの重要性

こんにちは。カーセブン採用担当の佐ケ野です。いよいよ明日3/1から、就活解禁ですね。本格的にはじまる就活に備え、ESやSPI、面接など対策を進めている方も多いのではないでしょうか。就活対策といえば、どの記事でも必ずといってもいいほど紹介されているのが自己分析です。自己分析の詳細は他記事の参照にとどめ、この記事では【自己分析は本当に必要なのか?】ということからその効果的な方法について考えていきたいと思います。

自己分析の概要をさらっと

自己分析は、自分の過去・現在・未来についてを整理して、自分の「モチベーションの源泉」「強み」「弱み」「価値観」を知ることを指します。自己分析を行うことで、主に企業へのアピールを根拠づけて行うことができるなどのメリットがあると言われています。

引用:自己分析の必要性、参照:自己分析シート付き!就活に効果的な自己分析のやり方

自分を知らなきゃ、「なんで?」に回答することは難しい

ここからが本題です。

例えばですが、”将来経営者になりたい”というビジョンを持った人がいるとします。そのビジョンを抱いたきっかけを「私は経営者である家族の影響で、子供の頃からお金を稼ぐことや、それによって誰かの生活が豊かになったり、貧しくなったり変化する姿を間近で見てきました。そのことから、常に自分の行動が誰かに影響を与える責任を意識してきたとともに、自分の行動により幸せになる人が増えてくれたらと願うようになりました。(中略)経営者は、お客様や従業員など、誰かの人生に影響を与えられる機会が多いと感じたので、自分の力で幸せな人を増やすために経営者になりたいと考えるようになりました」と説明したら、あなたはどう感じますか?

ざっと書き出した動機なので内容に不足があることはさておいていただき、「この人は自分のことをそう捉えているんだ」と感じ取ることができると思います。それが、「客観的に自分を見ているな」と良い意味に捉えられるか、「浅い動機だな」と悪い意味に感じ取られるかは面接官次第ですが、ここで重要なのは、少なくとも面接官に「結局、なんで経営者になりたいんだかわからないなあ?」と思われることはないということです。つまり、自分について考え、それを言葉にすることで、発言に理由や根拠を持たせることができるんですよね。

結局、面接は「なんで?」への回答の連続です。「御社に入りたいです!」「なんで?」の答えは志望動機だし、「営業の仕事がしたいです!」「なんで?」の答えがその職種を志す理由です。そう考えると、その「なんで?」の解に説得力がある方が当然面接官としても判断がしやすいわけで、その意味で自分を知っていること(自己分析すること)は必要になってくると思うのです。

自己分析の方法を調べたけど、なんかめんどくさそう…という人も、2つだけがんばって

上では自己分析が「意味ある」ものだと思う理由をご紹介しました。では、実際に就活ではどのような自己分析方法が推奨されているのか、私も調べてみましたが、正直「めんどくさい」と感じてしまいました(笑)自分史を作るのも何らかのフレームワークを使うのも、何だかあまり気乗りしない人も多いかもしれませんね。(個人的には、「自分」について今さら熟考する作業はちょっとこっぱずかしいような気がしてしまいます。)

では、そんな方はぜひこの2つだけ考えてみてください。

1.失敗した(しくじった)エピソード→自分の短所
2.努力した(達成した)エピソード→自分のモチベーション

1.失敗した(しくじった)エピソード→自分の短所

大抵、就活シーンでは短所というと当たり障りのないことを話すのがあるあるだと思います。また、何か失敗したエピソードを紹介するときも「でもこうして乗り越えた論」にすり替えてしまう人も多いかもしれません。もちろん、何か失敗してしまったことに対する反省の仕方や向き合い方はその人の価値観が現れることが多いので、そうしたエピソードを話すことも悪くないと思います。

●自分をわかっていて、率直な人だと思われる説明方法
○○を失敗した
↓
理由は○○
↓
自分には○○という短所があることを自覚
↓
乗り越えたエピソード

ただ、その時にも上のようにきちんと自分なりに考えた理由と、そのことから自覚した自分の短所を順序立てて説明することで、自分への理解とともに、短所や失敗も包み隠さず打ち明けられる姿勢がある人だとアピールすることができます。新入社員に対しては特に、「失敗してほしくない」という思いより「失敗したこともちゃんと報告してくれる」姿勢を望んでいる企業が多いんです。上のテンプレートに当てはめて、自分だったらどんなことがいえるか?ぜひ考えてみてくださいね。

2.努力した(達成した)エピソード→自分のモチベーション

何か目標を達成したり達成のために行った努力を紹介するシーンでは、「○○を心がけた」「○○という苦労があったが乗り越えた」というエピソードを話す人が多いのではないでしょうか。例えば、「達成感を感じた瞬間を教えてください」とか、「学生時代で一番頑張ったことを教えてください」とか、そのような質問への回答がこれらのエピソードになるかと思います。

●モチベーションまで自覚してる!目標に向かって自走できる人だと思われる説明方法
○○を達成したいと思った
↓
理由は○○
↓
自分は○○がモチベーションになることを自覚
↓
達成のために行ったことなどのエピソード

その際にも、1のときと同様に「なぜ○○を達成しようと思ったのか?」という理由を説明したうえで「そこで自分は○○がモチベーションになることに気が付いた」という”自覚”にポイントをおくと良いでしょう。「優秀な社会人」の定義は様々ですが、個人的には自分でモチベーションを管理できる人はどこにいってもどんなポジションについても成果を出せる人だと思っています。また、上のエピソードからはモチベーションの自覚に加え「自分で目標を設定し、モチベーション維持しながら、達成に向けた計画を練り実行した」ということがうかがえます。おそらく100人中80人は指示されたらその通り動くことができますが、誰に指示されるでなく自分で目標を定めて自走できる人は100人に1人いるか分かりません。そんな「自走力」をアピールする方法としても、活用してみることをオススメします。

自己分析の必要性と、その効果的な方法についてご紹介しました。自己分析というと堅苦しいイメージで取っつきにくいかもしれませんが、「説得のある言葉」は実績や経験でアピールすることが難しい就活生には大きな武器となります。自分の言葉に説得力を持たせるためには、当然その根拠や裏付けが必要です。ぜひこの機会に、自分のこれまでを振り返り「何であのときこうしたんだっけ?」を繰り返してみてくださいね。それだけで、十分立派な自己分析になるはずです。

関連記事