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就活生と企業の両方が不幸にならない、究極の就活軸の作り方

こんにちは。カーセブン採用担当の佐ケ野です。皆さんには「就活軸」はありますか?今回は、そもそも就活軸ってなに?!というところから、その必要性について企業の人事目線で解説していきたいと思います。少しでも就活生の皆さんのご参考になれば嬉しいです。

1.就活軸とは

就活軸=一番重視していること、の認識でほぼOK

就活軸とは、その名の通りその人が就職活動において軸足を置いている考え方や価値観を指します。例えばですが、弊社の座談会などで就活生の皆さんのお話を聞いていると「自分はフットワーク軽く行動したいので、ベンチャーのIT企業というところを就活軸にしています」という方や「常に成長し続けられる環境か、というところを軸に置いています」などのお話を聞くことがあります。これらの言葉、就活軸という言葉を「就職活動において、その人が最も重視していること」と言い換えても意味が通りますよね。就活軸については様々な記事で言及されていますが、基本的にはこの認識で問題ないと思います。

2.なぜ企業は就活軸を確認してくるのか

就活生と企業、どちらも不幸にならないためのベースの確認

企業が就活軸を確認してくるのは、簡単にいうと「自社の価値観やワークスタイルと本人の希望がマッチしているか」を確認したいから、というのが最も多い理由だと思います。基本的には、企業も自社の成長のために時間やお金をかけて採用活動を行なっているので、一度入社した人にはできるだけ長く働いて活躍してほしいと願っています。そのため、なるべく入社後のミスマッチを減らす意味でも「ぶっちゃけどうなの?」が知りたいのです。

おそらく99%の人が、できるだけ高いお給料で、できるだけ自分のやりたいことだけをやって、自由に働けることが働き方の理想といえるでしょう。しかし、実際にはどんな仕事にも「いいところ」と「悪いところ」があるのが現実です。そしてまた、どんな会社でも必ず、「我慢しなくてはならないこと」に直面することがあります。そのため、入社前に「絶対やりたいこと/絶対やりたくないこと」の二点だけでも明確にしてくれたら「それは弊社なら叶えられますよ!」とか、「ごめんなさい、それは弊社では実現することができません…」とか、そんな判断ができるんですよね。就活軸の確認は企業と就活生、お互いが不幸にならないための「ゆるがないベースの確認」と捉えておけば間違いないでしょう。

▽新卒入社社員インタビュー記事はこちら

3.就活軸の作り方

就活軸のポイントは、どれだけ本音が反映されているか

上でもご紹介しましたが、企業が就活軸を質問してくる意図から考えると、“就活軸は具体的であればあるほどいいし、建前だけならあまり意味をなさない”ことが理解いただけると思います。「就活軸は何ですか?」と聞かれると難しい質問のように感じてしまうかもしれませんが、要は「これだけは絶対譲れないことはありますか?」という質問されていると捉えて、回答すればよいのです。

就職活動ではなんとなく「建前」が先行してしまうことも多いと思います。(これは、我々企業側にも同じことがいえると思います。)ですが、実際に就活生の皆さんが知りたいのはリクルートページに書かれている経営ビジョンとか制度の話ではなく、「ちゃんと休みは取れますか?」「残業はどれくらいですか?」「給料はいくらですか?」というところだったりするように、われわれ企業もまた履歴書に書かれている志望動機と同じくらい、「すぐ辞めちゃったりしないかな?」「将来活躍してくれるかな?」というところが知りたかったりするのです。

この矛盾を意識したうえで、自分の就活軸が定まっていない/迷っているという方には【入社したら絶対やりたいこと・絶対やりたくないこと】の2点だけ明確にしておくことをおすすめしたいと思います。おそらく、リアルであればあるほどこれだけで究極の就活軸になります。

もし絶対にやりたいことが「毎日絶対サボりたい!ゆる〜く仕事したい!」だった場合には多少の建前も必要かもしれませんが(笑)、就活軸に限らず質問への回答の基本は、「相手が知りたいことを答える」ということです。「これを言えば好印象かな?」「これをアピールしたい!」という自分の気持ちではなく、「相手が本当に知りたい事ってなんだろう?」と考えるクセをつけておくことは、社会に出てからも必ず役に立ちます。

▽弊社代表インタビュー記事はこちら

もちろん、就活生の皆さんに「ぶっちゃけ」な就活軸を聞きたい我々企業側も、就活生の皆さんの気になることや知りたいことには「ぶっちゃけて」答えていかなくてはなりません。お互いに多少の建前はありつつも、”絶対ウソはつかない”。そんなところを意識しながら、これからも就活生の皆さんと向き合っていけたらと気持ちを新たにした私でした。それでは!

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